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まず上の画像に注目してほしい(クリックで拡大)。
yahooオークションに出品された「福田君を殺して何になる」である。
出版差し止めの仮処分申請がされたので、書店でもネットでも手に入らなくなるのを見越しての出品だろう。
私は株をやってないので知らないが、株をやっている人のメンタリティは、大きな事件や事故、天候不順があったり、経済や社会的変動があると、真っ先にどの株が上がるか下がるかを考えるそうである。この「福田君〜」も株屋的発想が身に付いた人たちによる出品だろう(というか、せどり屋さんと株屋さんは似た者どおしということか)。画像を見る限り成功しているようだ。

光市母子殺人事件については実名報道に賛成の立場だが、このタイトルはエゲツナイと思う。単にセンスが悪いだけなのかもしれないが、これでは「少年」の実名を本の販売促進に利用したとのそしりを免れない。28歳にもなった元少年を「君」づけするのも違和感がある。

FUKUDA.jpgまだ読んでいないが、副題「光市母子殺害事件の陥穽 」からすると、この本は少年を擁護する内容のようである。陥穽(かんせい)とは、「おとしあな。人をだましたり、失敗させたりするための計略。わな。はかりごと。」の意味である。口汚くて申し訳ないが、この事件に関しては、陥穽もクソもあるか! 断固として死刑を支持する! というのが私の個人的見方である。ただ、著者への批判はあくまでこの本の内容にとどめるべきで、ネットではや横行している「印税はいくらだ」といったたぐいの中傷には組みしない。
著者の増田美智子氏は少年と同年齢で、内気で不良でもなかった福田被告がどうしてこうした凄惨な事件を起こしてしまったのか。「福田君が死刑になることで、何か1つでも、社会にとって得るものがあってほしい」と願い、取材を続けたそうである。ノンフィクションライターとして実名が不可欠と考えたことに他意なはいと思う。
Amazonで検索してみたが、「福田君を殺して何になる」では出てこなかった。この写真は「オンライン書店ビーケーワン」からの借用画像である。しかし、ビーケーワンもこの本の取り扱いはしてない。ジュンク堂書店は販売するが、丸善と三省堂書店は当面発売を見合わせる方針だという。最寄り駅前にジュンク堂書店はないが、近所の書店で探してみるつもりだ。
ちなみに初版は4000部だという。


アマゾンで午前中にネットで注文したら、在庫がある商品なら当日中に届く「当日お急ぎ便」が、大阪・京都・兵庫など近畿6府県でもスタートした。
書店で書籍を注文すると、渋々といった態度で「2週間かかります」と言われる。出版業界はビジネスモデルの根本的見直しが必要なのではないか。