| Home |
2007.04.25
無料自動デザインソフトはデザイナーを引退へと追い込む?
最近「n_Gen」というソフトがあることを知った。
n_Genは自動的にCDジャケットなどのデザインを作成するデザインソフトだ。あらかじめ選んだ複数の写真やロゴを自動的にレイアウトしてくれるらしい。ボタンをクリックするだけで次々と無限に異なるデザイン・バリエーションを生成してくれるので、ユーザーはその中から気に入ったデザインを選んで保存すればいいだけだ。おまけにこのソフトはウエブサイトから無料ダウンロードできるという。プロのデザイナーからすればたまったものではない。
全員がデザイナーになれる時代なのだ。
オールド・デザイナーはもはや引退するしかないのだろうか?
(幸いにも)このソフトのサイトは現在では閉鎖されているようだ。
まあ、アナログ時代からのオールド・デザイナーとしては、DTP自体がすでに自動デザインソフトのようなものだが…。
n_Genは自動的にCDジャケットなどのデザインを作成するデザインソフトだ。あらかじめ選んだ複数の写真やロゴを自動的にレイアウトしてくれるらしい。ボタンをクリックするだけで次々と無限に異なるデザイン・バリエーションを生成してくれるので、ユーザーはその中から気に入ったデザインを選んで保存すればいいだけだ。おまけにこのソフトはウエブサイトから無料ダウンロードできるという。プロのデザイナーからすればたまったものではない。
全員がデザイナーになれる時代なのだ。
オールド・デザイナーはもはや引退するしかないのだろうか?
(幸いにも)このソフトのサイトは現在では閉鎖されているようだ。
まあ、アナログ時代からのオールド・デザイナーとしては、DTP自体がすでに自動デザインソフトのようなものだが…。
2007.04.23
DTPの恩恵と簒奪
アナログからデジタルになって一番助かっているのは、垂直と水平線が簡単に引けるようになったことだ。垂直や水平の傾きはわずかであっても敏感に気づくから、アナログ時代はロットリングと三角定規や、T定規、ドラフターといった道具をつかって、それはそれは神経を使ったものだ。長い直線を引くときなどは、息を止め精神を集中させるが、それでも途中で線がかすれたり太くなったりして始めからやり直すことも少なくなかった。垂直・水平線と、細くて長い線を引く技術はデザイナーに必須であった。
線を並べて引く(双子ケイ)となるといっそう難しくなる。しかし、これもデジタルならあっという間に引ける。間違ったらやり直すこともできるので気楽である。正方形や正円、楕円形といった幾何図形を描くのも昔はやっかいだった。しかしそれもデジタルでは正確で綺麗な図形がすぐできる。レイアウト・ソフトはアナログ時代からのデザイナーにとっては本当に夢のような道具である。
デジタルはデザイナーの負担を大幅に軽減してくれた。しかしそれは同時に、アナログ時代にはデザイナーの熟練を要していた技術が必要とされなくなったことを意味する。グラフィック・デザインが安くなるのもうべなるかなである。
レイアウト技術でさえも、もはや必ずしもデザイナーの熟練を必要としなくなった。今や、デザイナーの本来の資質は、コンピュータが不得手としている領域で活かすしかない時代である。つまり、着想、発想、アイデア、企画、新しい切り口…などと呼ばれる領域だ。
線を並べて引く(双子ケイ)となるといっそう難しくなる。しかし、これもデジタルならあっという間に引ける。間違ったらやり直すこともできるので気楽である。正方形や正円、楕円形といった幾何図形を描くのも昔はやっかいだった。しかしそれもデジタルでは正確で綺麗な図形がすぐできる。レイアウト・ソフトはアナログ時代からのデザイナーにとっては本当に夢のような道具である。
デジタルはデザイナーの負担を大幅に軽減してくれた。しかしそれは同時に、アナログ時代にはデザイナーの熟練を要していた技術が必要とされなくなったことを意味する。グラフィック・デザインが安くなるのもうべなるかなである。
レイアウト技術でさえも、もはや必ずしもデザイナーの熟練を必要としなくなった。今や、デザイナーの本来の資質は、コンピュータが不得手としている領域で活かすしかない時代である。つまり、着想、発想、アイデア、企画、新しい切り口…などと呼ばれる領域だ。
| Home |

