『片づけられない女のためのこんどこそ片づける技術』
『貯められない女のためのこんどこそ貯める技術』

池田 暁子 文藝春秋

「女のための」と限定されているが、私のバイブルである。
どうしても片づけられない。どうしても貯まらない。何度試みても続かない。そういう自分にほとほと愛想がつきた。しかし、それでもこんどこそ何とかしたい、何とかせねば…という悲鳴のようなノンフィクション(まんが)である。

いくつか実用的な情報が紹介されてはいるが、これといって特別新しいことが書かれているわけではない。――例えば、水あかにはクエン酸を、油よごれには重曹を使う(片づける技術)。例えば、毎月使う分を決めて10日分づつ3つの封筒に分けていれておく(貯める技術)――簡単なことばかりであり、誰でも今日から出来る内容である。要は実行できるか否か、継続できるか否か、であるが、いつだって意思の弱い人間にはそれが問題であった。しかし、この本は意思の弱いあなたの背中を確実に押してくれるに違いない。著者自身がダメ人間からはい上がった人物だからである。

著者は実行して幸せになったようである。私は実行に努めている最中である。