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2007.05.26
大日本印刷「SPINCY」(スピンシー)
大日本印刷は、今年4月12日付のニュースリリースで「SPINCY」(スピンシー)の開発を発表した。
SPINCYとは大日本印刷のCTS(専用大型コンピュータによる自動組版システム)とAdobeのDTPソフトInDesignを連携させた新型自動組版システムの名称である。
SPINCYは、InDesignで作成したレイアウトに、文字・写真データを流し込むだけで自動的に配置できる組版機能を備えている。コンテンツはXML形式で作成し、データベースで一元管理する。XMLはコンテンツとレイアウト・デザインを分離できるので、データベースから抽出したXMLコンテンツから、印刷データばかりでなく、ウェブや携帯電話、DVDなど電子メディアへのデータ変換ができる。ワンソース・マルチユース展開が可能なのである。また、データ変換作業の80%は自動化されているという。
要は、いっそうの自動化と効率化(つまりコストダウン)を実現した新型CTSが誕生したわけである。不況業種に指定された経験をもち、今なお苦しんでいる印刷業界はさらなる合理化が必要とされているのだろう。SPINCYもそうした苦境を打破する目的で登場してきたのかも知れない。業界の一方の雄である凸版印刷も、独自の次世代DTPシステムを昨年8月から稼働している。凸版の新型システムは名称がついていないが、やはりAdobe InDesignと連携しており、システムとしての機能は大枠でSPINCYと同様である。
好況・不況にかにかかわらず、デジタル機器の進化を止めることはできない。新しいものほど、より便利で安くなるのがデジタル機器の特徴だ。しかし一方で、こうした新型システムの導入は、否応なくリストラにより職を失う人間が増えることを意味する。個人の失職というより、ひとつの職能の衰退を招く。すでに電算写植、フィルム製版は事実上消滅した。印刷現場から熟練職人の姿が消え、印刷所は単なる「刷り屋」となってしまった感がある。
私のようなグラフィックデザイナーにとっても、DTPの普及とともにデザインのコモディティ化の大波が押し寄せ、プロとして生き残る道は狭くなってきている。
冷徹な大変革時代の渦中にいることを痛感する。
SPINCYとは大日本印刷のCTS(専用大型コンピュータによる自動組版システム)とAdobeのDTPソフトInDesignを連携させた新型自動組版システムの名称である。
SPINCYは、InDesignで作成したレイアウトに、文字・写真データを流し込むだけで自動的に配置できる組版機能を備えている。コンテンツはXML形式で作成し、データベースで一元管理する。XMLはコンテンツとレイアウト・デザインを分離できるので、データベースから抽出したXMLコンテンツから、印刷データばかりでなく、ウェブや携帯電話、DVDなど電子メディアへのデータ変換ができる。ワンソース・マルチユース展開が可能なのである。また、データ変換作業の80%は自動化されているという。
要は、いっそうの自動化と効率化(つまりコストダウン)を実現した新型CTSが誕生したわけである。不況業種に指定された経験をもち、今なお苦しんでいる印刷業界はさらなる合理化が必要とされているのだろう。SPINCYもそうした苦境を打破する目的で登場してきたのかも知れない。業界の一方の雄である凸版印刷も、独自の次世代DTPシステムを昨年8月から稼働している。凸版の新型システムは名称がついていないが、やはりAdobe InDesignと連携しており、システムとしての機能は大枠でSPINCYと同様である。
好況・不況にかにかかわらず、デジタル機器の進化を止めることはできない。新しいものほど、より便利で安くなるのがデジタル機器の特徴だ。しかし一方で、こうした新型システムの導入は、否応なくリストラにより職を失う人間が増えることを意味する。個人の失職というより、ひとつの職能の衰退を招く。すでに電算写植、フィルム製版は事実上消滅した。印刷現場から熟練職人の姿が消え、印刷所は単なる「刷り屋」となってしまった感がある。
私のようなグラフィックデザイナーにとっても、DTPの普及とともにデザインのコモディティ化の大波が押し寄せ、プロとして生き残る道は狭くなってきている。
冷徹な大変革時代の渦中にいることを痛感する。
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